オーガスタの魔女


マスターズの舞台オーガスタには魔女が棲み、勝利の行方を決めるのはこの魔女と言われています。

今年もこの気まぐれな魔女が、世界屈指の実力者達を翻弄しドラマを見せてくれました。

キャリアグランドスラムを懸けたマキロイ、昨日までピッタリとはまっていた彼らしい攻めのゴルフが、今日は何かピリッとしない状況でスコアを伸ばせず、2位だった順位がズルズルと下がってしまったのです。

マキロイのビッグドリームは、お預けとなりました。何とも残念・・・

また、3日目まで2位マキロイとの差を広げ、絶対的な首位で一人勝ちの様相を呈していた地元の有力プレイヤー、パトリック リード。彼の最終日は、9打差でスタートし大逆転を狙うスピースの猛追に脅かされる展開となりました。

イーグルを立て続けに奪っていた昨日までのリードは見る影も無く、最終日前半は、バーディさえも与えてもらえません。
とうとうスピースに後半の15番ホールで14アンダーで並ばれ追いつかれたリード!
その後いくつかのチャンスをモノに出来ずに苦しみます。

勢いのあるスピースが大逆転劇で勝利をおさめるのでしょうか?

いえいえ
オーガスタに棲む魔女は最後の最後まで、勝利のサイコロをもて遊び、簡単には勝たせてくれません。

クライマックスでは、人気者リッキーファウラーが浮上します。手堅いプレイでジワジワと差を縮め、最終ホールで単独2位の位置につけたのです。途中で失速し、もたついたスピースにいつの間にか追いつき、抜き去ってしまったのでした。

残り1ホール
ギリギリ単独首位のリードか
1打差を追いかける既にホールアウトしたファウラーか?

リードのパーパットを固唾を吞んで見守る群衆・・・

これを外せばリッキーも1位となり、プレイオフにもつれ込むという瞬間、水を打ったように静まり返る最終ホールのグリーンで、地元出身のリードがウィニングパットを決めたのです!

最後まで逃げる事なく真っ直ぐ果敢にプレイを続けたことが、勝因となったのかも知れません。

やはり最後はこのサンデーバックナインといわれる決勝ラウンドの後半で、過酷な条件をクリアした人に魔女が勝利をもたらしたのでしょうか。

非科学的とも言われるジンクスが存在する伝統的なメジャー大会マスターズ
今年も熱狂させてくれました。

お疲れ様でした! また来年を楽しみに・・・