オススメ本「マツ⭐︎キヨ」格差と情報の海で溺れないために

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「マツ⭐︎キヨ」 という本が、面白かったので紹介します。

この本は、世間一般的に言われている常識と離れた視点を持つお馴染みのマツコ・デラックスさんと、生物学者の池田清彦先生のユニークな対談集です。


マツ☆キヨ

テーマは大きく3つ

  1.  震災で見えた差別
  2.  情報化社会の負の側面
  3.  マイノリティとマジョリティ

各テーマで、特に印象に残った事をあげていきます。

被災地の格差と本当に必要なものとは?

東日本大震災が起きたために延期されてしまったこの対談は、震災によって明らかになった差別や、不公平、テレビでは報道しない真実についても語られています。

早くから自衛隊が入ったところには、支援物資が潤沢にある一方で、孤立している場所もたくさんあり、そこにはほとんど物が届かなかったそうです。

また現地でどういう人がコーディネートしているかによって、うまくいくところは明るい雰囲気になるけれど、スムーズに行かないところは、不要品ばかりになり、問題が起きてしまったのだとか。

何が必要で、何が必要でないかという話でも、

「コメと水とトイレットペーパーだけあれば、生きていけるというわけじゃないんだもんね、人間は」と言うマツコさん。

生活必需品さえ届ければ、それでよしというわけではなく、嗜好品や娯楽だって大切で、お酒を飲んで憂さを晴らしたい時もあれば、娯楽やちょっとした贅沢がなければ日々を過ごすのがイヤになるでしょうと。

支援者が考える必要であろうというものと、受け手がありがたいと思うものにこれほどの違いがある事は、なかなか想像できません。

非常時の中でこそ、柔軟な考えや臨機応変な対応が求められるのでしょうね。

情報化社会の怖さ

簡単に情報を得ることができる現代。それゆえに、皆がものを考えなくなってしまうことが一番恐ろしいと言います。

人間の生活が便利になるためのツールに逆に支配され、振り回されているわけで、何が良いのかわからなくなってしまいます。

パソコンや携帯電話という道具が、いつの間にか生活の中心になって離れられなくなっています。それどころか、使い過ぎて疲れたり、健康を害しているなんて本当にバカバカしい話です。

確かに、ここで自分が主導権を取り返し、ツールを使わない時間をしっかり確保していかないと人生をのっとられかねませんね・・・

マイノリティか、マジョリティか

人間は差別をする生き物らしいです。

マイノリティーという枠の中でも更に区分され、差別が起きているんだとか。

この本を読んで、マツコさんは性同一性障害なのではなく、ゲイで女装が好きな方なのだと知りました。

ゲイ自体がマイノリティーであるという前提で言うと自身は、マイノリティー中のマイノリティーだと言っています。

人が生きづらいのは、本来自分がやりたいことと、周りが自分に与える役割のギャップがある時だといいます。

普通の枠に収まるために頑張るけれども、それが苦痛ということもあるわけですね。

結婚をしていないだけで、人格を否定されたりすることもあると書いてありました。ちょっと驚きますが、よくある事かも。。。

マイノリティの生きる道とは

最終章では、マイノリティから見たマジョリティに属する人たちの滑稽さを揶揄しつつ、社会や組織の中でうまく生きられない人たちへ立ち位置の取り方を教えてくれます。

世の中の不公平は変わらないのだから、マイノリティであっても、格差社会で苦しんでいても、自分がそうすればいいのだと。

日頃疑問に思いながらも、正体がわからなかったモヤモヤが晴れたような気分になれました。

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