「衣料品ロスを救う」プロジェクトが素晴らしい!


食品ロスが社会問題化しているという話は、よく取り上げられているので知っていましたが、衣料品ロス問題については最近知りました。

流行を採り入れつつ低価格に抑えた衣料品を大量生産し、短いサイクルで販売するファストファッションのトレンドについては、お財布に優しいなぁくらいにしか考えていなかったのですが、その陰に深刻な問題が潜んでいるのを知り衝撃を受けました。

ニューヨークに住む20代の女性ライター星野真美さんは次の様に伝えてくれています。

カンボジアの非人道的な労働条件の証拠は、すぐに見つかりました。
2014年、国際労働組織のBetter Factories Cambodiaが実施した研究で、調査対象の縫製工場で働くうちの43.2%もの人が貧血に苦しんでいることが分かりました。
衣服関連の工場で働く人の家庭では、週の食費が平均約9ドル(約1,000円)ほど。1日に換算すると1.3ドル(約160円)というごくわずかなお金で生活しているのです。
また、Human Rights Watchの報告書によれば、多くの工場の従業員が残業を余儀なくされており、病欠などをした場合は、高額な罰金を支払わされるのだとか。
さらに、「GlobalPost」によると、多くの人が仕事中に工場で倒れたり、失神したりしている模様。その理由は正確には特定されていませんが、長時間労働や有毒ガス、栄養失調などとされています。
私たちはそんな過酷な状況で作られた衣類を低価格で購入しているのです。これらすべてが、あなたがわずか8ドル(約970円)でジーンズを購入するために起こっていること。

どんなに貧乏でも、私が決して「ファストファッション」に手を出さない理由より引用

そうだったんですね。。。

海外の労働者が劣悪な条件で懸命に縫製した安い服を買うという行為が、とても傲慢なものに思えます。

更に追い討ちをかける様に、日本では年間10億あまりの衣料品が誰にも必要とされないままに廃棄されているらしいのです!

Save Clothes, Love Clothesプロジェクト 実行者 井上聖子さんが主催するサイトでは、

「納期に3日遅れた」「スカート丈が指示より1cm長い」といった些細な事情で、ブランドから受け取りを拒否された縫製メーカーも膨大な在庫を抱えている状況で、日本だけで年間10億枚ほどが廃棄されている推計

だと訴えています。

そして

消費者の手に渡ることなく廃棄される「衣料品ロス」を、1枚でも多く救うことです。プロジェクトで在庫を買い取り、会員制ショップサイトで格安販売をおこないます。

という通り、サンプルショップを覗いたら、百貨店取扱ブランドで参考上代が¥22,680のサテンスカートが ¥1,280だったり、参考上代が¥9,180の素敵なブラウスが、¥1,585という価格でした!
あくまでサンプルなので、実際はお買い物できないのですが、品揃えも素敵ですし、相当お買い得な価格設定になっています。実際のショップは、6月中旬にオープンするようです。

ライターの星野真美さんも、プロジェクトリーダーの井上聖子さんも「衣料品ロス」問題を憂うだけでなく、具体的な行動をおこされている姿勢が素晴らしいなと思いました。

ちなみに衣料品だけでなくアクセサリーや化粧品や美容グッズも揃う会員制のショップは6月5日(火)23時まで会員募集ということです!