「授乳フォト」一枚の写真からのメッセージ



ハフポスト記事「なぜ「授乳フォト」を渋谷のスクランブル交差点で撮ったのか。子育てはもっと自由でいい」

を読みました。

私がこの記事にある人通りが多い事でよく知られるあの渋谷の交差点で櫨畑(はじはた)敦子さんが授乳する写真を見たのは、少し前に遡ります。

この写真をテレビの番組では、渋谷駅周辺で様々な活動をする人々として紹介していて、

素敵な笑顔で授乳するお母さんと、足を止めることもなく普通に交差点を通り過ぎる人々・・・そのギャップが合成写真のようだと感じた事を覚えています。

渋谷駅周辺で大きな収入を狙う意図で奇抜な活動をするyoutuberと横並びに紹介されており、私はてっきりyoutuberやっている人とばかり思っていました。

誤解とは恐ろしいもので、実際は、彼女はyoutuberではありませんでした。この授乳の写真はFacebookに投稿されたもので、特に強い主張を目的としたものではなく綺麗に撮れたから載せた写真だったそうです。ただ日頃から「授乳は赤ちゃんの食事なのに、どうして隠す必要があるの?」隠すのが当たり前だという社会通念に疑問があったそうです。

櫨畑さんは、結婚をせずに子どもを授かって育てていく方法を探し続け、現在は望んだ形で子育てをされているそうです。

そうなんですか!?ある意味 授乳フォト以上にびっくりです。

夫婦揃っていても、なかなか子育てがしづらい世の中ですが、 それを一人でやっているわけですね。
周囲からも温かい目で見られるばかりではないでしょう。

「不妊の人が傷つくからSNSに子どもの写真を載せることは良くない」という意見があったり、個人の選択に対して、否定的で攻撃的な発言をする人が多いと聞きます。

小さな子供を連れて外出すると大きな荷物もあり、ベビーカーが電車のスペースを占領するなど理解されなかったり、授乳する場所を探したり、オムツを替える場所を探すのも一苦労です。

そんな環境ではますます子育ても難しいのでしょう。

確かに自分の周りに小さな子供がいなかったりすると、公共の場で鳴きわめく子供がうるさいと感じるのは当然のことだと思います。そしてすぐに対応しない親に対して、怒る人もいます。

また

  • 独身VS既婚者
  • 子供がいる人 VS 子供がいない人                    という立場によっての対立構造があったり、
    人の生き方について「これはおかしい!」と批判する人がいます。

相手の立場を理解できない人と人の間に大きな溝ができ、互いに分かり合えないまま更に大きな隔たりが出来ていく構図です。

うるさいと思うネガティブな感情も、子どものいる空間を楽しむポジティブな気持ちも両方を共有していく・・・

「あっちもいいし、こっちもいいよね」みたいな社会が生きやすい。

この写真は、そんな不寛容な時代へのメッセージなのですね。